肌トラブルは乾燥から
- Well Spring
- 1月25日
- 読了時間: 3分
更新日:2月4日
人間の肌は17歳をピークに少しずつ老化が進んでいきます。
毎晩しっかりとスキンケアをしているのに、20代から一向に乾燥肌が治らない。
という方も少ないないと思います。
年齢を重ねるにつれ、肌の状態は常に変化しているので、その時々にあったケアをすることが大切です。
でも、しっかりスキンケアをしているのに、肌悩みが一向に改善されないのは不思議に思いませんか?
その答えは、肌の構造を理解することで見えてきます。
▪️肌構造について
人間の肌は大きく分けて、3層構造で作られており、外側から「表皮・真皮・皮下組織」の順となっています。
これは顔も手も頭皮もすべて同じつくりです。
また、肌悩みの9割が乾燥肌から始まると言われています。
今回はこの点について表皮を取り上げながら説明していきます。
■表皮の役割
表皮は実際に手で触れる部分であり、肌の「潤い」と「なめらかさ」を担います。
ここには皮脂腺と汗腺があり、脂と汗がでる部分でもあります。
この時、脂と汗が表皮上で混ざり合うことで、皮脂膜(通称:天然の保湿クリーム)が表皮上につくられます。
ここで疑問に思いますよね。
分離するはずの脂と汗が何故混ざり合うのか?
それを可能にするのが、私たちの腸にもいる常在菌です。
この常在菌が表皮上の脂と汗を混ぜてくれることで、乾燥や紫外線から肌を守る皮脂膜がつくられます。
皮脂膜はその人に最も合う保湿クリームです。
赤ちゃんの肌が常に綺麗でキメが整っているのは、この皮脂膜が乾燥や紫外線から肌を守ってくれているためです。
▪️正しいスキンケア
ここまでで人間の肌には皮脂膜があり、その重要性についても分かって頂いたかと思います。
しかしながら、現代の日本人の多くはせっかくつくられた皮脂膜を誤ったスキンケアで全て削ぎ落としている方が多いのも現状です。
それは洗顔のタイミングです。
市販で売られている多くの洗顔料はアルカリ性でつくられています。
反対に、肌で皮脂膜がつくられる環境は弱酸性です。
つまり、毎日の洗顔でアルカリ性の洗顔料を使ってしまうと皮脂膜ごと洗い流してしまい、その瞬間から乾燥が進んでいきます。
洗顔後の肌のつっぱりは、皮脂膜がない無防備な肌になった証拠です。
これまでスキンケアで乾燥肌が改善されていない方は、まず洗顔料を弱酸性のものに変えるとことから試してみることをお勧めします。
また、自宅で使っている石鹸がアルカリ性ではないか調べたい方は市販で売られているpHペンシル等で簡単に調べることも可能です。
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