解毒されにくい経皮吸収
- Well Spring
- 1月31日
- 読了時間: 3分
更新日:3月20日
何気なく使っているシャンプーや洗剤が、体調不良やアレルギーの原因になっている可能性があります。
合成界面活性剤が含まれたシャンプーや洗剤を使い続けることで、肌のバリア機能が低下し、化学物質が体内に蓄積されるリスクを覚えておきましょう。
ー目次ー
本当に安全な日用消耗品ですか?
合成界面活性剤について
体内に取り込まれる化学物質
イメージ戦略に惑わされない
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本当に安全な日用消耗品ですか?
私たちが毎日使うシャンプーや石鹸、洗濯洗剤といった日用消耗品には、使い続けることでカラダに有害な成分が多く含まれていることを覚えておきましょう。
例えば、合成界面活性剤です。
これは非常に汎用性の高い成分であり、現在では多くの種類の合成界面活性剤が開発されています。
企業にとっては安価で加工しやすいというメリットがありますが、それが私たち消費者にとって本当にメリットになるのか、今一度冷静に考える必要があります。
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合成界面活性剤について
皆さんに1枚の葉っぱが渡されるとします。
どんな方法でもよいので、この葉っぱに水を染み込ませる方法を考えてください。
この問いを出されたとき、皆さんならどのように答えますか?
私の友人の答えは「カッターで葉の表面を傷つけて浸透しやすくする」 というものでした。
しかし、もっと簡単に水を染み込むためには葉っぱの表面に浸透剤(合成界面活性剤の
一種)を塗布することが効果的です。
これにより、葉っぱの表面張力は無効化され、細胞膜のバリア機能を失うことで水が浸透しやすくなります。
人間の肌にも同じ現象が起こります。
合成界面活性剤を多く含む日用消耗品を使用することで、肌のバリア機能が低下し、化学物質が体内に浸透しやすい状態を作ってしまうのです。
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体内に取り込まれる化学物質
人間が体内に化学物質を吸収する方法は、大きく分けて3つあります。
経口吸収(口から吸収)
経気道吸収(肺から吸収)
経皮吸収(肌から吸収)
皮膚の下には毛細血管があり、消化器官を経由しない経皮吸収では、吸収された成分がダイレクトに血中へと入ります。
ある実験では、経口吸収と経皮吸収で、2週間後の体内に残留している毒素の量を調べました。
その結果、経口吸収の場合は残留している毒素が約1割だったのに対し、経皮吸収では9割もの毒素が体内に残留していたというデータが出ています。
このことから、経皮吸収によって体内に入った化学物質の解毒には非常に時間がかかることが分かります。
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イメージ戦略に惑わされない
体内に入った化学物質は、脂肪の多い臓器に蓄積しやすい性質があります。
一般的に、男性では肝臓、女性では子宮に溜まりやすいといわれています。
最近では、子宮筋腫や子宮内膜症の原因の一つとして、体内に残留する化学物質が関係しているという見解も出てきています。
CMや広告を見て「この製品、良さそう!」と思っても、成分表示をよく確認してみると、有害な指定成分が含まれていることも少なくありません。
日用消耗品を選ぶ際は、しっかりと成分を確認した上で購入することを強くおすすめします。
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